2016-03-27

3月のお題写真提出 『スクエア』


3月のテーマは『スクエア』
毎度のことではありますが、今回は特に苦労しました。
辞書で「スクエア」を引いてみると 『正方形・四角いもの・T形定規・融通の効かないこと』などとあります。
調べるまでもないことなのですが、さて写真に撮ろうと思うとどうして良いのか解らなくなってしまいました。

格好つけさせてもらうと、インスピレーションが湧かない、っていうのか。
そのインスピレーションから無意識の中に気附きのアンテナが張られる。
そうしてアイディアが浮かんだり発見があったりして、どうにかこうにかエントリーに漕ぎ着ける、
いつもはそんな感じ。
今回はそもそものインスピレーションのところで躓いてしまっての“苦労した”でした。
“見送り”という選択もあったのですが、
今更何を、と参加に至りました次第。





2016-03-20

魚座の最後の日


「魚座の最後の日」 これは片岡義男の小説のタイトル。
たぶん氏の誕生日から採ったもの。
片岡義男は複数の作品が映画化されるなど80年代に流行作家として一世を風靡したのですが、
後年、当時の一連の作品を「文字で書いた漫画」と評していたことが印象に残っています。
そんな当時の文庫作品のカバーに著者自身が撮影した写真が使われていて、
私はその写真がとても好きでした。
写真を見ていいなと思ったのは、たぶんそれが初めてのことだったと思います。
ある意味、私の写真趣味のベースといえるのかも。
それからずいぶん経って、写真雑誌に連載されている氏のコラムに添えられた写真を見た時には、
もうそんな感情は抱かなくなっていたのだけれど。
当時片岡氏はオリンパスOM1にマクロレンズの組み合わせを愛用していたと記憶しています。
オリンパスなら私にもこんな柔らかい印象の写真がとれるのかな?なんて思ったりしたけど、
不思議と今に至るまでオリンパス機には縁のないままとなっています。
おそらくこれから先も。


2016-03-18

2月の月例コンテスト 一席


2月度の月例コンテスト・今月の1枚、十六夜の顔さんと共に一席を頂戴致しました。
投票してくださった皆様、どうもありがとうございます。

今回撮影したバス停は車でよく通る場所で、何れ機会があったら撮りたいと目をつけていた
お気に入りのバス停でした。
それが月例に背中を押される形でようやく叶って、しかも一席を頂いてしまうとは。
余計なことを考えずにすっきりした気持ちで撮れた一枚、そのなんでもなさが良かったのかな?

じつは昨年の2月の回でも一席を頂戴していたのでした。
2月3月はあまり好きな季節ではないのですが、「こいつは春から縁起がいいわい」と、
前向きな気分で春を迎えられそうです。


2016-03-05

月イチ会2月の月例コンテストのこと


月が替わって早3月、というわけで2月度の月例の投票が始まっています。
今回のお題は「ひなた」、昨年の今頃にも「陽だまり」というお題が出されていました。
似たような言葉ではあるけれど、わたくし的には「陽だまり」は寒さの残る中に見つけた温とい場所、
という「穏」のイメージ、
一方この時期の「ひなた」という語は、お日様からのエネルギーを充填・動き出す、
正に今日の「啓蟄」につながる「活」のイメージ。

そんな今回は tact anaさんの作品 に投票させていただきました。

周りを山に囲まれた街に生まれ育った私は、テレビなどで見る広々と視界の開けた平野部の長閑な景色に憧れのようなものがあります。
車で2時間ほど走った隣県にそういう景色を堪能できる土手があって、以前は気が向くと車や原付バイク、
時には自転車などで出かけていって、何をするでもなくのんびり日向ぼこをしたものでした。
近頃また疼いてきた原付ツーリング行きたい気分も手伝って、
tact anaさんの作品を見てそんなことを思い出したのでした。
土手の下には葦原が広がっていて、その向こうに大きな川がゆっくりと流れ、
川向うには田畑や街並みが広がり、遥か先に山並みが望める。
そんな土手の上に腰を下ろして、ひばりの賑やかな囀りや、まだたどたどしいウグイスの声を聴きながら、
ただただボーっと春の陽に身を委ねる、
そんな気持ち良さが感じられて。

これから色々な花が咲き始め、桜が景色を彩り、新緑が煌めき出す5月の始めごろまで、
最も気持ち華やぐこの時期に花粉症だなんてあんまりです…