2015-10-17

10月のお題写真提出


月イチ会月例コンテスト10月のお題は『標準・50mm』

50mmレンズはどうも苦手。
"帯に短し襷に長し”という感じで感覚的にしっくりこない画角。
そこで50mmレンズらしい画ってなんだろう?と熟々考えてみるに、
どうにか"こいうものかな”という自分なりのイメージを描くことはできたものの、
それを実際の撮影で表現するとなると、これはまた話が別。

どうして50mmレンズが苦手なんだろうか、そんなことを考えつつ、
撮りかけの白黒と新たに詰めたカラー、あわせて50枚ほどを50mmと向かい合った。
結果自分の50mm苦手意識とは、センスの無さ・下手っぴいぶりをまざまざと突きつけられてしまう、
そこから目を背けたいという意識に他ならないことに気づかされました。
普段実際の目で見ている世界とは違う、視覚的な効果に期待できない誤魔化しの効かないレンズということなんだなと。
ちょっとだけ“標準”の意味が解ったような気がする、そんな今回のお題でした。


2015-10-10

どうでもいい話 〜10月10日〜


今日、10月10日は目の愛護デイ
幸い目だけは医者の世話になったこともなく、視力も10代の一時期を除いてずっと
1.2〜1.5をキープしている。
とはいえ此の所暗い場所で目が利かなかったり、纏わりついてくる蚊を仕留められなかったり、
とすっかり機能が低下してきている。
とりわけショックというか問題なのが、細かいものが見えにくくなっているという事実。
そう、老眼。認めたくないけど認めざるを得ないこの事実。
それでも悪足掻きとわかっちゃいるけど、買ったら負けなどと依怙地になって老眼鏡に手を出せずにいる。
今のところ日常生活で支障もないし、明るいところなら岩波文庫も読める程度なんだけど、
そろそろ事実を受け入れなけりゃいけないかな。


2015-10-05

月イチ会9月の月例コンテストのこと


月例コンテスト9月分の投票が始まっています。
9月のテーマは『車窓』でした。
今回はyy2828yyさんとりんのすけさん、御二方の作品に投票させていただきました。

車窓に広がる景色は、それを眺める人それぞれの心持ちによって印象も様々なのは
言うまでもないのですが、車窓という言葉から私は何処か楽しげな明るい光景を連想します。
私は公共交通機関での通学・通勤の経験がほとんどありません。
毎日朝夕代わり映えのしないように見える景色を、どんな気持ちで見ているのか、或いは見ていないのか。
そんなことを想いyy2828yyさんの作品に投票させていただきました。
影も陽光もなく時間さえ判然としない、往きなのか帰りなのか、ただ運ばれていくのを待っているような乗客。
採光のためというより車内の様子を監視するために付けられた車窓、という気さえしてしまいます。

りんのすけさんの作品、これはもう特等席ですね。何歳になってもワクワクします。
作品全体に漂うレトロフューチャーなSF感にも魅かれて投票させていただきました。
前方に広がる景色とに高低差があるように見えるところが、まるで宙に浮いているようでもあり、
さらにシルエットになっている運転士の姿が、シュワルツネッガー主演の『トータルリコール』に登場するロボットタクシーとか、サンダーバードのようにも見えて、
ダミーで運転士ロイド的な人形を置いてあったら面白いかも、なんて思ったり。

御二方の作品からは、同じ列車に乗っていても、客と運転士ではその窓越しに見ている景色が
全く違ったものなんだ、という当たり前のことも今更のように感じました。

また、御二方には不愉快な想いをさせてしまうかもしれませんが、
二つの作品を並べてみていると福知山線の事故のことを連想してしまいました。
進行方向前方に立ち籠める暗い雲と
俯いた乗客の何処か沈んだトーンとが合わさって不吉な予兆・不安感を抱いてしまうのかも知れません。
生来の臆病者ゆえ、つい思考がネガに振れてしまう、悪い癖です。


さて、今月のお題は『標準・50mm』
こういう画が撮りたいから50mmを選んだ、なんてこと皆無な私には難題すぎます。
これは一回休みですね